「赤ちゃんと二人きりになるのが怖い」という気持ちになってしまったら【前編】

2015年02月18日
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「赤ちゃんと二人きりになるのが怖い」と感じたことはあるでしょうか。

実はわたしは娘が0歳児のころ、日常的にこのような気持ちを抱えていました。
娘と二人きりの時間が永遠のように長く感じられ、毎日途方にくれていたのを覚えています。

あんなに可愛い赤ちゃんと二人になるのが「怖い」と感じるなんて、理解できないと思う人もいるかもしれませんが、実際にはそのような感情は、程度の差こそあれ、決して異常なことではないと思うのです。
しかしながら、周りで育児を楽しんでいる(ように見える)ママさんの存在や、「子どもが可愛くてしょうがない」と無邪気にはしゃぐ夫の存在があったりすると、「こんな気持を持つなんて私はおかしいのでは」「母親に向いていないのでは」などと自信をなくす原因にもなってしまいます。

今回はそのような「赤ちゃんと二人きりになるのが怖い」という感情が生まれてしまう理由と、それを解消するためにはどうしたらいいのかということを、わたし自身の体験に触れながら考えていきたいと思います。

この記事は、「読めば嘘のように不安が消える」という類ものではありません。
不安や恐怖という感情自体、生きていく上での役割があるものです。しかしそれが過剰に働いてしまうと苦しくなってしまいますよね。
そんな苦しい気持ちを抱えている方へ、この記事が、少しでも不安を和らげるヒントになればいいなと思います。

本記事は前編と後編に分けて投稿します。

目次
【前編】
赤ちゃんと二人きりになるのが怖いと感じる理由
なんで泣いているのか分からない【不安】
赤ちゃんにもしものことがあったらと考えてしまう【心配・恐怖】
自分は母親なのに何もしてやれないと感じる【焦り・自己嫌悪】

【後編】
赤ちゃんと二人きりになるのが怖いという気持ちを軽くするには?
・「赤ちゃんは泣くのが当たり前」頭では分かっているけれど…
・恐怖に陥ったときの自分の思考を整理する
・環境を見直し、対処する
・自分自身にアドバイスしてみる

赤ちゃんと二人きりになるのが怖いと感じる理由

このような気持ちに陥る原因は人それぞれだと思いますが、わたしの場合は以下の3つの感情が大きかったように感じます。
自分が当てはまりそうだなという章をぜひ読んでみてください。

なんで泣いているのか分からない【不安】

出産後の退院から一週間ほど経ったある日の夜、娘が長時間泣きやまないという出来事がありました。
正確にいえば、おっぱいを飲んでいる間は泣きやむのですが、何度授乳しても満足する様子はなく、離すと泣く→授乳→離すと泣くを夜の間繰り返す状態でした。

退院当時のわたしは母乳の出も順調でしたし、赤ちゃんが “安心するため” にお腹が減っていなくてもおっぱいを欲しがって泣くことがあるということも、今、冷静な頭で考えれば理解できるのですが、そのときのわたしは、「なんで?なんで泣きやまないの?なんで?」とパニックに陥っており、最終的には、「母乳が足りてないんだ!だから泣きやまないんだ!」と勝手に断定し、「どうしよう、このまま母乳不足で泣き続けたら脱水症状で死んじゃう!」など、もう不安は止まらず、結局実家の母に電話して、(かなり夜遅い時間でしたが)「娘が泣きやまない!」とSOSを求め、それに対し母はわたしをたしなめるようなことを言っていたと思いますが、わたしは聞く耳を持たず、「うちにミルクがないから買ってきて!」とお願いし、深夜にもかかわらずバイクでミルクを届けてもらいました。
実際には母にミルクを届けてもらった頃、娘は泣きつかれて眠ってしまっていたため、結局ミルクの出番はなく、「ごめん、混乱してた。」と母には謝りました。

この出来事以降も、「娘がなんで泣いているのか分からない」「何をしても泣きやまない」という場面は何度も何度もありました。
それ自体は当たり前ですよね。赤ちゃんは泣くのが仕事ですし、泣く理由が全て分かる人がいたらエスパーです。

しかし当時のわたしは、マタニティーブルー(また別の機会に記事にします)の影響や、初めての育児体験に振り回され、落ち着いて考えることや正常な判断が出来にくい状況でした。
赤ちゃんが泣きやまない状態がたとえ5分間だったとしても、わたしにとっては永遠のように長く、実際には一日の多くの時間を眠って過ごす赤ちゃんですが、わたしの感覚では24時間泣かれっぱなしのような気がしていたのです。

赤ちゃんにもしものことがあったらと考えてしまう【心配・恐怖】

わたしは前の章で書いた出来事のように、「なんで泣いているのか分からない」という不安がすぐに、「病気や重大なトラブルなのでは」と勝手に連想して、心配や恐怖の気持ちが生まれることが度々ありました。
「赤ちゃんにもしものことがあったらどうしよう」「死んじゃったらどうしよう」なんて、娘が泣きやまないたびに、縁起でもないことを考えていたものです。

そして心配のあまり、娘が眠っている時間の大半をインターネットに費やし、サイトや掲示板をあちこちのぞいて、あらゆることを調べていました。
しかしながら、そういう気持ちで情報を得ても、「より悪い情報」にしか目がいかないんですよね。それで更に不安になっての無限ループに突入です。
心配や恐怖の気持ちが解消されないまま、娘の眠りが覚めてまた泣く→途方にくれる→また娘寝る→ネットで調べ物ということを毎日繰り返していました。
今考えればその間少しでも寝とけよって話なんですけど。

わたしがもともと心配性な質であるということもありますが、生まれたばかりの小さな小さな、言葉を話すことも出来ない赤ん坊を前にして、心配な気持ちが全くない母親なんておそらくいないと思いますし、ホルモンの急激な変化によって心のバランスも普段とは違う状態であるため、「赤ちゃんにもしものことがあったらどうしよう」と怖くなってしまうことも、誰しも一度や二度はあるのではないかと思います。

自分は母親なのに何もしてやれないと感じる【焦り・自己嫌悪】

授乳トラブルの記事でも少し触れたのですが、わたしの娘は生後1か月間ほど、おっぱいをくわえるのが下手で、授乳のたびに何度も何度もやり直して、色んな体制を試しながらやっとくわえさせ、気づいたら2時間経っていたなんていうこともザラでした。
産院の授乳室では、どの赤ちゃんもスムーズに授乳ができる子ばかりだったので、「なんでうちだけ…?」と焦っていたし、実際、1回の授乳に何時間もかけるのは体力的にもきつくて辛かったです。

助産師さんなどのアドバイスをもとに色々と試してみるものの、やっぱりなかなか上手くいかず、ついにはあるとき、「ごめんね…ママはもう何もしてあげられないんだよ…」と言いながら、うまくおっぱいを飲めない娘を抱いて一緒に泣きました。不甲斐ない自分を責めました。

そのときはちょうど夫が帰宅し、泣いている二人を見て「どうした!?」と言ってきたので、そのまま何も言わず娘を夫に託し、わたしは別室にこもって更に泣きました。
夫はそのとき仕事で疲れていたと思いますが、泣いている娘をなんとかたしなめたあと、わたしのいる部屋まできて、「どうした?」と問い、何も答えられないわたしの背中をさすってくれました。
仕事で家にいることの少ない夫でしたが、何度かこのような場面があり、このような行動をとってくれたことに本当に感謝しています。
もし夫がこのとき「何があったんだよ」「もっと頑張れ」「努力しろ」など問い詰められたり、発破をかけられていたら、もしかしたらわたしは娘を育て続けることができなかったかもしれません。

このようにわたしは、赤ちゃんが泣きやまないときや何かトラブルが生じたときに、「なんとかしなきゃ」という焦りばかりが先行し、何もしてやれない自分を「わたしなんて母親失格だ」と責め、「ごめんね」と赤ちゃんに謝っては自分への嫌悪感を募らせることが多々ありました。

上記でご紹介した3つの感情は、それ自体、「このように感じることが悪い」というものではなく、母親であれば誰でも少しは感じることのある、ある意味当たり前ともいえるものだと思います。
ときどき不安や心配を感じるという程度であれば、全く問題はありません。
しかし周りに頼れる人などがいない環境であったりすると(いたとしてもですが)、そのプレッシャーからなおさらこの感情は強まってしまうかもしれません。
そうした中で、あまりにもこのような感情にとらわれすぎてしまうと苦しくなり、「赤ちゃんと二人きりになるのが怖い」という気持ちにつながってしまうではないかと思います。

次回の記事では、赤ちゃんと二人きりになるのが怖いという気持ちを軽くするにはどうすればいいかということを考えていきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひお付き合いください。

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4 Responses

  1. エリ より:

    はなこさん、全く同じです。私も赤ちゃんと二人でいるのが怖くて怖くて怖かったです。
    お七夜のお祝いの時に義理の母が鯛の塩焼きを持ってきてくれました。その時みんな幸せそうなのに、肝心の私が幸せと思えない、辛くて辛くてもうイヤなの、私は最低な母親だ。と夫に泣きながら訴え、大好物の鯛も食べれない!と旦那を困らせたのを思い出しました。
    こういう気持ちになる人たちに、ちっとも変じゃないんだって伝えることって本当に大切だと思います。赤ちゃんが大切が故感じるプレッシャーだから全く最低ではないんだから。
    私が血眼ネット検索の鬼になっていたこの頃に、このサイトがあったらよかったなと心から思います。これからも記事が上がるたびに共感するんだろうなぁ。
    応援しています!

    • hanako より:

      エリさん、コメントありがとうございます!
      >その時みんな幸せそうなのに、肝心の私が幸せと思えない、辛くて辛くてもうイヤなの、私は最低な母親だ。
      この気持ちとてもよく分かります!!
      二人きりが怖いというのもありますが、こうやって周りに人がいても孤独感がつきまとう瞬間もありますよね。
      共感していただけて嬉しかったです!今後ともよろしくです!

  2. ちょろ より:

    めっちゃ共感します!子供が1ヶ月位の頃、泣いてる子供に、母が『何で泣いてるのかなあ?』と言うのを聞いて、『知るわけないでしょ!!』と、マジ切れしてしまいました。駄目な母親だと自分を追い込んでたんでしょうね。こんなお母さんでごめんねと何度も謝りながら泣いたのを、思い出しました。幸せって何?っというか感情がわからなくなってたなぁ。笑った記憶がないですもん。子供に見つめられるのが怖かったです。こういう気持ちになる人が他にもいるんだと、今更ながら安心できました!ありがとう!これからも楽しみに見てます!

    • hanako より:

      ちょろさん、コメントありがとうございます!
      そうなんですよね、自分がダメな母親に思えてしょうがないんですよね>_< 本当はそんなことないのに。 こちらこそ共感してもらって嬉しいです! これからもよろしくお願いします!

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